知的生きかた文庫
「今のインド」がわかる本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784837976295
  • NDC分類 302.25
  • Cコード C0130

内容説明

今、驚異的なスピードで経済成長を遂げているインド。その存在感は政治、軍事、国際会議の場でも確実に高まっている。巨大な労働人口、豊富な天然資源、中産階級の台頭、飛躍する国内産業…その底知れぬ潜在能力とは?今後、先進国とのパワーバランスはどうなる?日本はこの国とどう付き合っていくべきか?―激動の時代にあるインドの最新動向と中・長期的展望を徹底解説。

目次

1章 なぜ「インドの大躍進」が始まったのか?―11億人の人口と台頭する富裕層(何がインドの高成長を支えているのか?;相次ぐ外国企業のインド進出 ほか)
2章 世界を席巻する「インド国内産業」の実力―IT・医療・映画…脚光を浴びるインド人の頭脳と技術(世界に類をみないインド独自の経済発展;切っても切れないインド経済とアメリカ経済 ほか)
3章 インドの政治・宗教・文化はどうなっている?―カースト制度、軍事・外交戦略から食文化まで(今、カースト制度はこうなっている;イギリスから受け継ぐ議会制民主主義 ほか)
4章 見逃してはならない「インドのリスク」―高度経済成長の裏で、インドが抱えている問題とは?(政界への進出が相次ぐ下層カースト;外資系企業の頭を悩ませるストライキ ほか)
5章 これから10年、「インドの時代」が始まる!―その成長力は中国を超え、人口は世界最大となる(もはや世界経済はインド抜きに語れない;日本企業は中国一辺倒の戦略を見直せ ほか)

著者等紹介

門倉貴史[カドクラタカシ]
エコノミスト。1971年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。専攻はマクロ経済学。同大学卒業後、横浜銀行のシンクタンク浜銀総合研究所の研究員となる。社団法人日本経済研究センター、東南アジア経済研究所(シンガポール)への出向を経験後、2002年に第一生命経済研究所に移籍、経済調査部主任エコノミストになる。2005年からは、BRICs経済研究所のエコノミストとして講演や執筆活動を行う。専門は日米経済、アジア経済、BRICs経済、地下経済と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジェンダー

34
インドについては知らない事が多かった為読んでみてわかりやすかったです。産業育成の為の経済特区を作ったり、外資導入したりと、積極的な割りにカースト制度による階級によって出来る仕事のはどうかと思う。宗教や宗教による菜食主義は仕方がないと思う。そして今はどうかわからないけれどインフラが整備出来ていない為進出するのに中た躊躇する面はあるけれど中国に比べると賃金もやすく語学に堪能な人が多く、しごとの能力が高いというメリットもある。作者の実際にいった体験も書かれてイメージしやすかった。2014/09/22

mittsko

5
「今のインド」とあるが2007年刊。二度目の読了だが、なぜか読書記録がない。初読のとき、心底たまげた! インド経済についての物凄い量の、しかも正確な情報を、まったく的確、かつ信じられないほどスピーディに整理分析していく手腕に驚かされた。一体どんな手法で、どんなシステムでこれが可能なのか、脅威的だった。しかし略歴をみると、テレビに出るようになった辺りから、著者はもうインド経済の分析紹介をやめてしまったようだ。仕方のないこととはいえ、インド関係者としてはちょっと残念(´・ω・`)2018/07/09

うちこ

1
「世界の下半身経済が儲かる理由」という本と同じ著者さん。いろいろな題材をプレーンに取り扱えるって、すごいな、と思います。 男尊女卑のようで大統領が女性だったり、インドは「こういう国民性の国」というふうにまとめにくい印象なのだけど、経済に結びつく部分では「ITに向いた思考回路の男性が多い」というのを、ものすごく感じます。2010/06/16

satch555

1
今いちばん興味があるインドのいま。発行が2007なんで、すこし前の現状ですが…素人にも読みやすく、分かりやすかった。個人的には、経済以外にも、宗教と文化についてもっと論じてほしかったけど。大躍進インドを支えるのは、1増加し続ける人口(経済圏、労働力)、2外資導入政策、3インド人の能力とアイディア 色々な観点からこの三つを言い切る感じ。ただその障害となるのが、カースト制度を始めとするインド特有の文化。難しい…でも、インドに行った時にも感じたのが、平等を説く仏教、イスラム教へ脱ヒンズー教が若い人を中心にかな2011/04/27

Sosseki

1
日常生活からビジネス、宗教、政治までいろいろ網羅していて、面白かった。2010/07/10

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