内容説明
政治ジャーナリストとして、戦後政治の現場をつぶさに取材してきた著者が歴代首相二十七人を徹底検証。最高権力者としての「宰相論」だけでなく、首相として求められる資質や政治の潮流、権力闘争など隠れたエピソードを交えて、戦後の首相の実像、政治をわかりやすくまとめた一冊。
目次
第１部 最高指導者―評価できる人、できない人（日本を変えた首相たちの特徴とその点数は？；歴代総理と天皇の意外なエピソード）
第２部 東久迩から小泉まで―歴代総理の横顔と秘話（東久迩稔彦―終戦直後の混乱収拾を託された史上初の皇族出身首相；幣原喜重郎―「平和憲法の起草」「人間天皇宣言」民主化を進めた外交のプロ；吉田茂―時代がつくりだしたワンマン宰相の素顔 ほか）
第３部 総理に求められるものとは何か？（派閥、官僚操作、演説…首相に必要な資質；一歩手前で首相の座に手の届かなかった男たち）
著者等紹介
岩見隆夫［イワミタカオ］
１９３５年生まれ。政治ジャーナリスト・毎日新聞特別顧問。京都大学法学部卒業後、毎日新聞社入社。政治部副部長、『サンデー毎日』編集長、編集局次長を歴任。わかりやすい解説、歯切れのよい政治批評にはファンも多い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
久井 重弘
1
◎2002/05/08
𝓚𝓸𝓉𝓸
0
日本の歴史としてしか認識していなかった過去の総理大臣に血が通ったような気がしました。佐藤栄作さんとか吉田茂さんとかなんかすごく昔の人みたいな感じがするけど、実際に見たことある人がいるんだなあ、みたいな。2013/02/05
tuppo
0
日本の歴代総理大臣が分からなかった。著者長年の取材で触れあった政治家たちの人柄についての本で、日本の政治の流れを概観するというよりただの回顧録。これは誰に向けて書いてるんですかねえ……。どーでもいい人の日記帳を延々300頁読まされた気分2012/07/31
痛快、晴れ女!
0
ひどいもので、『今の首相、誰？』と聞かれて、まともに答えれるようになったのが、野田首相が初めてだった。そんな私がこの本を読んでいる奇跡。小泉首相までしか載っていない古い本だったけど、半分くらいは名前を知っていた。これでも、少しはやる気を出してお勉強。世間知らずは恥ずかしい。載っていなかった部分は、他で調べて、岸田さんまでざっくりたどり着きました。2023/06/22
