内容説明
八十歳、九十歳にもなる能楽師が、呼吸の自由もままならない能面をかぶり、とてつもなく重い装束を身につけて舞台に立って、能を舞いながら腹の底に響き渡るような力強い声で謡えるのはなぜか―その秘密は深層筋によって生み出される「姿勢」「動き」「呼吸」にあった。
目次
第１章 なぜいま「和の所作」なのか（子供たちの様子がおかしい；衰える一方の子供の運動能力 ほか）
第２章 深層筋の働きと呼吸（表層筋と深層筋；大腰筋を活性化せよ ほか）
第３章 姿勢を整える「和の所作」（すべての基本は姿勢から；明治維新は姿勢が決め手だった？ ほか）
第４章 身体能力を高める「和の所作」（大腰筋を意識する；腹筋の鍛えすぎに用心 ほか）
第５章 心を鍛える「和の所作」（日本人の心は腹にあった？；声はよくも悪くも「越える」こと ほか）
著者等紹介
安田登［ヤスダノボル］
１９５６年生まれ。能楽師（下掛宝生流ワキ方）にして、米国生まれのボディワーク「ロルフィング」の日本で数少ない公認ロルファー。丹田呼吸や「身」理論などの東洋の身体技法をも意識したセッションにより、なめらかで機能的な動きを導き出し、スポーツ選手や俳優などの身体調整を手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です！！(≧▽≦)
81
『能』を知りたい方、『日本人』を知りたい方用。2020/02/16
zag2
35
前々から気になっていた安田さんの本。偶然に図書館で見かけたので一読。すり足の効用など、納得するところ多々ありました。実は学生時代に能の稽古をしたこともあって、歩く時に頭が上下しないことなど、今でもなんとなく気を付けています。本書に書かれている新聞パンチなど、いくつかのエクササイズも気長にやってみようかと思っています。というわけで、本書はあらためて購入することにしました。2022/07/06
aoi
2
安田登さんの、子供に対する姿勢、身体を使うことへの考え方に共感。本の内容としては、学問的な裏付けが簡単に述べられているように感じてしまうけど、それは子供を持つ親への読みやすさをとったからかしら。2015/08/01
mita
1
大腰筋を意識する2015/05/13
てあて・あら木
1
面白い。 能楽師でロルファーの著者による実践的な解説書。 腸腰筋についての様々なことはとても参考になる。 2013/02/03
