内容説明
日本にクラシック音楽の感動を伝えてきたジャパン・アーツ。その創業者が初めて語る、国境を越えた人々との交流の物語。
目次
第１章 音楽マネジメントの世界へ―手探りの出発（日本電波ニュース社事業部；スメタナ・カルテットとの出会い ほか）
第２章 感動を伝えるために―ジャパン・アーツの軌跡（チェコスロヴァキア音楽祭；日本のアーティストをサポート ほか）
第３章 僕の原点―苦しい時代に知った音楽の力（大陸での少年時代；引き揚げ、そして東京へ ほか）
第４章 僕たちの宝―アーティストとの出会い（スヴャトスラフ・リヒテル；クリスチャン・ツィメルマン ほか）
第５章 対談―黒田恭一／中藤泰雄（音楽と聴き手、双方へのリスペクト；本気で惚れなければ、感動は伝えられない ほか）
著者等紹介
中藤泰雄［ナカトウヤスオ］
１９３１年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、金融機関勤務を経て、１９７１年株式会社日本電波ニュース社に入社。事業部長として海外音楽家の招聘を行い、クラシック音楽のマネジメント業務に携わることとなる。１９７６年独立して株式会社ジャパン・アーツを設立し、代表取締役社長に就任。１９９５年より代表取締役会長。株式会社文房堂会長、株式会社アーツ出版社長。財団法人ジェスク音楽文化振興会評議員。１９９６年から２００１年まで社団法人日本クラシック音楽マネジメント協会会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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morinokazedayori
28
★★★★★著者は、バレエ、オペラ、クラシック音楽などパフォーミングアーツのマネージメント会社、ジャパン・アーツの創業者。リヒテル、ゲルギエフ、ロストロポーヴィチ、ドミンゴら数々の世界の巨匠たちを招聘したり、邦人アーティストを海外に送り出したりしている。興業的成功ではなく、この素晴らしいアーティストや作品を世に送り出したいという熱意で動いている。心を揺さぶるような芸術によって、豊かな心、平和な世界を築いていきたいという姿勢に、物凄く共感を覚える。2016/04/26
けいちか
1
ジャパンアーツ会長の中藤さんが、音楽家を招聘したり、日本のアーティストを海外に送り出したり、などという仕事を始めてからの３０年間のさまざまなことお書きになった本。私はバレエの招聘元としてのジャパンアーツを知っていたが、どちらかというと音楽家に強い会社かなとは思っていた。舞台製作というよりはコンサート系に強い方だったんですね。2010/03/15
