内容説明
鈴木信雄は、日本四大冤罪裁判の一つ「島田事件」の主任弁護士をはじめ、数々の難題を解決し、法曹会にその名をとどめた。また、政治家としても静岡県政に貢献した。弁護士、政治家、家庭人と、三つの顔を通して、四女である著者がその実像を描く。
目次
第１章 弁護士・鈴木信雄の誕生（疎開先でのままごと遊び；目標は「世の中のために」 ほか）
第２章 政治家への飛躍（名弁論を生んだ「家柄」；市会議員としてデビュー ほか）
第３章 廃墟の中の復活（内ポケットにしまう写真；庶民感覚を備えた弁護士 ほか）
第４章 島田事件と父の素顔（内は倹約・外にはケチらず；ウチに弁護を頼まれただよ ほか）
第５章 追憶（晩年の暮らしと末期の父；エプロン姿の父・鈴木信雄 ほか）
著者等紹介
鈴木清子［スズキキヨコ］
１９３９年静岡県生まれ。静岡県立女子短期大学国文科卒。児童文化の会会員
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