内容説明
知的障害者の雇用を始めて10年―。次々と起こる難題をどう解決するか、その悩みと葛藤の1年間をつづった赤裸々な感動のドキュメント。
目次
序章 知的障害者とは
第1章 トライアル雇用と養護学校生徒の職場実習
第2章 結婚退職?岡崎郁恵さん
第3章 環境が彼女を変えた丸山美由紀さん
第4章 車の免許も取った、本多純平君
第5章 新卒者三人への指導
第6章 佐野宗一郎君の告白
第7章 大きな存在、指導員(スタッフ)
第8章 妥当な賃金とはいくらか?―新卒者と中途雇用者の賃金
第9章 障害者雇用の促進
第10章 新たなチャレンジ
著者等紹介
安部省吾[アベショウゴ]
1945年山形県生まれ。1968年中央大学法学部卒業。1968年法律事務所勤務。1974年伯東株式会社入社(現東証一部上場)。本社総務部・人事部勤務。1992年同社伊勢原事業所勤務。知的障害者雇用開始。2002年10月知的障害者職業コンサルタント兼職業生活相談員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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小鳥遊小鳥
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一口に「知的障害者」といってもその障害の度合いや特性は千差万別であること、知的障害者を雇用するにあたっては、場合によっては私生活に介入するような形の支援が必要となることがわかりました。綺麗事だけでは済まない、かといって「利益を上げること」だけを求めても立ち行かない、難しさを感じました。2016/03/27
アンブレラ☆
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仕事に役立ちました2015/01/28
t-0o0
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心休まらない日々の記録と書くだけあり、輝かしい障害者雇用の表の姿だけではなく、裏にある現場の葛藤が描かれていて参考になる。2012/11/28