染工場春秋

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染工場春秋

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  • サイズ B6判/ページ数 396p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784835535630
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

東京の下町で小さな染工場にかかわって生きた父が一九三五年から一九四五年にかけて書いた日記。武力による国威発揚を国是とした時代の渦に巻き込まれつつ、親の残した事業とそれにかかる一族を守ることに心身をすり減らした人生。淡々たる日々の記述の行間から、その人柄を描き出される。

目次

日記前史
庸二日記を読む(捺染の季節―昭和十年~十二年;人物曼陀羅;浸染の季節―昭和十三年~十六年;暗雲累歳―昭和十七年~二十年)
断筆以後

著者等紹介

影山美知子[カゲヤマミチコ]
1933年東京に生まれる。56年東京大学卒業。同年より都立上野高校、65年より都立白鴎高校に勤務。85年、都の強制異動方針に違和を覚え退職。87年より淑徳短期大学、96年より淑徳大学に勤務。97年、心身の不調を自覚して退職。よみうり市民大学(87年~97年)、江東区文化センター(97年~)で『源氏物語』を読む
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