内容説明
超能力治療、信心、新薬…父の願いも空しく娘は乳癌で死んだ。失われた命の重さにあえぎつつ、娘の面影を偲び、さまざまな思いをさまざまな形で語りかける。４人のおさな児を残して早逝した、亡き娘への慟哭と鎮魂の譜。
目次
１ プロローグ―娘の生い立ち
２ 娘の病
３ 娘の死
４ 亡き娘に語る（病床でのメモと最後の詩―四国の病院で；激励の手紙…母・佳織・佳史；父狼に重なる父 ほか）
著者等紹介
〓田伊三男［ツルダイサオ］
昭和７年７月、長崎県福江市に生まれる。長崎大学学芸学部（数学専攻）卒業後、西彼杵郡伊王島中学校を皮切りに、長崎県内の高校教諭として勤務。平成５年長崎県立佐世保高校校長を最後に公立学校退職。同年私立九州文化学園高校校長就任。平成１０年３月同校を退職して現在に至る。著書『わが若き友へ』（東京正文社、平成５年３月刊）
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