内容説明
瀬戸内海の小島に隔離され、人間としての自由を奪われたままハンセン病と闘ってきた著者。病が治癒した後も、国家、社会、そして人々の中に根強く残る偏見差別との闘いを続けたその記録は、21世紀にも出現しうるであろう未知の病に、われわれはどう対峙すべきなのかを教えてくれる。
目次
第1章 ハンセン病の発病
第2章 長島愛生園入所
第3章 療養生活
第4章 長島事件
第5章 再発とプロミン治療
第6章 らい予防法改正
第7章 愛生園の医療が拓けた
第8章 長島架橋運動
第9章 ハンセン病療養所で死にたくない、死なせたくない