内容説明
歌がじょうずでお姫様にされてしまったすずちゃん。お城にとじこめられたすずちゃんを救え!表題作ほか母の愛を描いた秀作『おかあさんの足』、小鳥と少女の美しい友情の物語『鳥よせ少女』を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
25
へえ、こんな絵本もあったんですねえ。自分が読もうと借りてきたら、オタマさんが「かわいい」正直お話自体はなんともコメントしづらいんですが、絵は本当にかわいかった。2018/05/15
ヒラP@ehon.gohon
17
手塚治虫がこのような童話を書いていたことを知らなかっただけに、今さらながらに手塚さんのヒューマニズムに感動しました。 自由に鈴を鳴らせなくなってしまったすずむしひめ、自らの足を食いちぎられても人間に寄り添おうとする猫、醜いからと相手にされなくなったかわいそうな鳥、3つの短編童話の主人公は、それぞれに大切なものを伝えるために輝いています。2019/05/02
あおい
9
歌が上手でお姫様になったが自由を失った「すずむしひめ」母猫の愛の話「おかあさんの足」忘れられても自分を助けてくれた少女を想う小鳥の話「鳥よせ少女」の3篇。2022/01/15
グリーンドロップ
8
大好きな手塚治虫ワールド。なんと、絵本もあったのですね。「おかあさんの足」というお話にはグッときました。三本足の母ネコが、その訳を子供達に語ります··· 2024/03/23
おはなし会 芽ぶっく
7
『すずむしひめ』『おかあさんの足』『鳥よせ少女』の3編。手塚治虫先生の童話が復刊されたそうです。おはなし的には、ん?と思ってしまうのですが…。『鳥よせ少女』の絵が手塚先生?と思いましたが、当時人気だった松本かつぢ先生をマネているようだ、と手塚るみ子さんがあとがきに書かれていました。2019/06/07