オズの魔法使いシリーズ
完訳 オズのオズマ姫

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 220p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784835447674
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

内容説明

ヘンリーおじさんと二人で船旅に出たドロシーは、激しい嵐に巻きこまれ漂流してしまった。そして、たどり着いたのは見知らぬ国。言葉を話すめんどりビリーナ、ぜんまいじかけの機械人間チクタクと仲間になったドロシーは、流れ着いたこの国が「エヴの国」だと知る。かつては王に治められていたエヴの国。しかし、国王が死んでしまった後、地下世界に君臨する妖精ノームの王が、残されたエヴの王妃や子どもたちをとらえたため、今では国を治める人がいなくなり無法地帯となっていた。おまけにノーム王は、魔法で王家の人々を置物にかえてしまったという。ドロシーと仲間たちは、王家の人々を救い出すため、危険な地下の世界へ降り立つが、そこには数々の罠が待ち受けていた。魔法の国で繰り広げられるふしぎな冒険を描いた、シリーズ第3弾。

著者等紹介

ボーム,ライマン・フランク[ボーム,ライマンフランク][Baum,L.Frank]
1856年ニューヨーク州生まれ。俳優、脚本家、セールスマンなどのさまざまな職業を経て40代で作家となる。44歳のときに発表した『オズの魔法使い』でファンタジー作家として人気を確立。読者の子どもたちからの熱い要望にこたえ、オズ・シリーズの続編や番外編を20年にわたって書きつづけた。ほかにも子ども向けの作品を数多く創作している。演劇にも終生こだわりつづけていたが、作家以上の成功を得られることはなかった。1919年、62歳で没

ないとうふみこ[ナイトウフミコ]
上智大学英語学科卒業。英米文学翻訳家。東京都府中市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱに

6
子どもの頃に見て大人になっても忘れられない映画「リターントゥオズ」の原作にあたる本だと知り読んでみました。映画は思っていた以上に原作通りの展開になってたようだけど、本は映画のように恐ろしくはなく冒険譚としてすごく楽しく読んだ。この本を手に取って初めてオズの魔法使いがシリーズ物になっていることを知った。ドロシーの冒険に憧れていたので他の巻も読んでみたいな2024/01/17

まる

5
オズシリーズ第3作。大好きな雌鳥のビル…改めビリーナが登場。ヘンリーおじさんとオーストラリアへ向かう途中、激しい嵐に巻き込まれ再び魔法の国へ漂流したドロシー。今度たどり着いたのはオズの隣国エヴの国!しかしエヴの国では王妃と10人と子どもたちが地下を統べるノーム王に売り払われていて…。ノーム王に置物に帰られたエヴの人々を奪還するところが何度読んでも痛快。漂流したドロシーがもぐお弁当のなる木が大好き…!何とも魅力的。ビリーナに加え、チクタクとはらぺこタイガーが初登場。ラングディア姫も懐かしい…2021/07/10

Ryuki Sena

4
ドロシーとオズマ姫が出会うのはわくわくしますね。ノームの王は本当にずるがしこく頭が切れます。というよりただの大人なのですけど、それが子供から見ると誠実ではないと感じられてしまうのですね。立ち向かうオズマ姫は子供のまっすぐさを具現化した存在、ほほえましくなります。ビリーナがことのほかお気に入りです、また活躍してくれるかな。仲間を尊敬して大切にすることがこんなにも素敵に描かれている物語もそうそうないです。2012/08/11

chicoco

4
時がたち、3巻でオズの国をおさめているのはかわいらしいオズマ姫。1巻で大活躍したドロシーがなんだかんだあって、おそろしいラングィディア姫に高い塔にとじこめられてしまいます。悲しい気持ちで塔から外を見ていると、「幅の広い緑色のじゅうたんが、砂漠の上でひとりでにころころほどけて広がり、その上をすばらしい行列がすすんできます。(本文より)」。来たー! ここでわくわく感最高潮に。気の強いめんどりのビリーナをはじめ、機械人間のチクタクなど、楽しい新キャラも多数登場。3巻も突飛さ失速せず。おもしろかったです。2012/03/08

keiko_f

4
 ヘンリーおじさんと一緒にオーストラリアに向かう船に乗っていたドロシーは、嵐の中、なんと鳥小屋ごと海にふきとばされてしまいます。黄色いめんどりと一緒に漂流してたどり着いた先は、もちろんオズの国……じゃな〜い! 前2巻の(100年前の)読者からの強い要望にこたえてドロシーが再登場する第3巻。次から次へと新登場人物(?)が現れ、ふたたびドロシーは仲間とともに大冒険。このシリーズ、悪役にも憎みきれないところがあるのがミソかも。著者前書き&訳者あとがきも必読。読めば読むほど「オズまめ知識」が身につくことうけあい。2012/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4055730
  • ご注意事項