内容説明
「私の墓の傍で待っていてください」…女は死に際にこう言い残し、そして百年、男は待ち続けた―。恐ろしくも幻想的な10編の“夢”の物語。
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867‐1916。本名・夏目金之助。江戸牛込馬場下横町(現・新宿区喜久井町)に生まれる。帝国大学文科大学(東京大学文学部)英文科を卒業後、愛媛、熊本での教師生活、イギリス留学を経て朝日新聞社に入社。1905年(明治38年)、雑誌「ホトトギス」に処女作となる『吾輩は猫である』が掲載される。その後、近代知識人の苦悩、自我についての作品を数多く発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵具巻
1
文京区立真砂図書館で借りました。2013/11/27
やまゆ
1
幻想的で思ったよりも良かったです。原作も再読したくなりました。教科書で習ったのは第一夜だったなあ。ところどころのカットをカラーでも見たいカンジ。2011/12/08
ティス@考える豚
1
読了。漫画で読む夏目漱石。第六夜は凄いと思った。自殺のとき飛び降りた後、すぐに後悔する………そんな話を知っていたから 第六夜は それを直に表している気がして 驚かずにはいれなかった。文章を読む前の予習として最適でした。2010/10/14
たみーる。
0
教養科目「文学と人生」のレポートを書く為に読んだ。授業の中でさらっと読むのではなく、一遍一遍に書かれている事を理解する為に論文を引きながら読む作業は初めてでとても面白かった。第一夜は幻想的でとても美しい。床に伏せる女の瞳に映る「自分」や百年が来たと「自分」が感じたときの星の輝きなどの描写は本当にすばらしいと思う。他にもホラーのような重苦しい作品もあり、読むたびに心を動かされる作品や描写は変わっていくと思うので、また読みたい。2013/01/16
にゃんまげ★
0
主人公の男性が、マサムネ氏に似てはいまいか。2021/07/04