内容説明
孤独な生い立ちに悩む「私」は伊豆へ一人旅に出る。そこで出会った純粋無垢な踊子に心惹かれていく「私」だったが…。透明感あふれる初恋の物語。
著者等紹介
川端康成[カワバタヤスナリ]
1899‐1972。大阪府大阪市北区此花町(現・天神橋付近)の医者の子として生まれる。1920(大正9)年に東京帝国大学文学部英文科に入学、のちに国文学科に転科。同人誌「文藝時代」を創刊し、1926(大正15)年には、自らの伊豆旅行の体験を描いた小説『伊豆の踊子』を発表して、新感覚派の作家として注目を浴びる。それ以降に書かれた作品は、繊細で深い叙情性を帯びてゆき、1968(昭和43)年には、日本人としては初めてとなるノーベル文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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