内容説明
エース杉浦、四番サード長嶋―六大学野球が一番熱かったあの頃。野球を愛した男たちの友情物語。
目次
プロローグ
避雷針のある家
第三の男
セレクション
グランドの虹
父二人
訣別
エピローグ―血染めの日本一
著者等紹介
ねじめ正一[ネジメショウイチ]
1948年東京生まれ。81年、処女詩集『ふ』で詩壇の芥川賞といわれるH氏賞を受賞。89年、初めて手がけた小説『高円寺純情商店街』で、第101回直木賞を受賞。野球好きで、長嶋茂雄氏に関する著書も多数ある
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感想・レビュー
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一笑
6
杉浦忠と長嶋茂雄というサブタイトルに惹かれたけれど、主人公は杉浦忠さんだった。杉浦忠さんの中学校・高校時代のお話。立教大学進学後の長嶋茂雄さんとの出会い。あっという間に読み切ってしまった。長島さんはセリーグの巨人、テレビ中継が頻繁にあり超有名人だけれど、パリーグ南海ホークスの杉浦さんの名前は長島さんほどでもない。しかし記録を見ると杉浦さんもすごい。年間38勝とか日本シリーズ4連投・4連勝、まさに神がかった活躍をしていることを知り驚き。時代が違うと言うだけで語れない。昔の人の体は一体どうなっていたのだろう?2023/06/17
Kaoru
4
南海杉浦忠さんが野球少年期から長島茂雄さんと出会い、ともにプロ入りするまで綴る。2016/04/17
Kazuhiro
2
初ねじま作品 面白い!2015/08/26