内容説明
ハハハの島に雇われたハハハの楽隊7人組は、子どもの誕生から葬式まで駆けつけては音楽演奏。でも実はこの楽隊、怪盗だったのだ。長谷川四郎作「アラフラの女王」より。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちゃん
9
ストーリーはわかったようなわからないような話だったけど、冒険のようなワクワクした感じは好きだった。2016/12/08
遠い日
4
長谷川四郎氏の「アラフラの女王」を下敷にしたお話。高橋さんのことばのリズムがよく、柳生さんの赤の絵はインパクト大。どこからともなくハハハの島にやってきた7人の楽隊。楽器を持たずに音楽を演奏する謎めいた彼ら。正体が明かされても、そのみごとな仕事っぷりに、なんだか小気味よささえ感じてしまう。おまけに、持ち出したものの価値には重きを置かない潔さ。ここで生きてくる最初の「やってみなきゃ わからんね」ということば。元の話を読んでみたくなりました。2014/09/08
ととろ
2
福音館の本はいつも手放しで褒めていますが、これはもしかして、初めてよくわからなかったかも???すごく変わった本でした。2016/04/30
ろみこ
2
鮮やかなピンクに黒一色で怪しい7人組。インパクトある表紙絵に惹かれて息子が借りてきた本。ちなみに中の絵は赤で描かれている。「うまくいかな?やってみなくちゃわからんね」の冒頭のセリフがエラく気に入った様子。~突然とある島に現れたハハハの楽隊。楽器はもっていないけど、全身使って音楽を。寝る場所と食べ物を報酬に半年経って、ある日新聞に載ったのは…。なんだろう能天気なこのかんじ。新聞の内容が楽しい〜。突然やってきて突然去った彼ら。なんの執着もなく、心の赴くままこれからどこへ行くのかな?2014/09/27
ニックネーム
1
何かの記事を見て懐かしくなって図書館で借りた。話の内容は完全に忘れていた。「しんじまっただー」だけ印象に残っていた。2023/08/07