感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
131
大好きな西村敏雄さんの絵なので、もうそれだけで飾っておきたいくらいなんだけど、お話のほうも楽しかった。床屋さんを営むバルバルさんの「ある日」を描いたもので、ライオンやワニ、羊がやってくる床屋ってどういうこと?って思いながら読んでいたら、ちゃんとオチがついてて納得。そしてお客のどんな注文にもしっかりプロ意識を持って応えるバルバルさんがいい♪2014/08/14
masa@レビューお休み中
130
バルバルさんは床屋さんです。どこにでもある普通の床屋さんです。ところが、この日に限っては普通ではなかったのです。なぜだか、動物のお客さんばかりがやってくるのです。はじめはライオンが来て、髪を切ってほしいと言います。そして、その後もワニやヒツジなどの動物が次から次へとやってくるのです。戸惑うバルバルさん。でも、一匹、また一匹と対応していくうちに動物のお客さんへの対応も慣れていきます。そして、奇妙な一日が終わってみると…。まさか、そんなオチがあるだなんて思っていなかったので、最後にくすりと笑ってしまいました。2014/05/05
おくちゃん🌸柳緑花紅
100
読友さんからのいただき絵本。ワニさんのかつらに大爆笑の5歳、そして夜には2歳の妹に読んであげるのですが、いつもワニさんのところで笑いすぎて進まない。2歳「バルバルさんすごい!」大きくなったらバルバルさんになりたいそうです(笑)2020/09/01
りんごのほっぺ
80
★★☆☆☆(2.5) 絵本は採点厳しめなのです。笑 お気に入りのカフェに置いてある本◆絵が素敵♡ ほっこりするのです。ひつじさん、カット次第であの子になれちゃうのね♪笑 一番面白かったのは、ワニ!「無理じゃん?」と思ったら、バルバルさんの機転で♪◆変わったお客さんばかりだな~と思ったら、そういうことだったのね!(^^) おもしろいからそのままにしておこう、の「おもしろいから」っていう理由、なんだか好きだなぁ。大人になって、残念だけど、この「おもしろいから」だけでは動けない自分もいたりして、いかんな~と反省2015/05/11
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
68
町のはずれにある青い屋根の小さな床屋さんがバルバルさんのお店。まずまず賑わっているようです。ところがある朝、開店準備をしていると、最初に入ってきたのはなんとライオン。「たてがみがこんがらがって困ってるんだ」と訴えられ、内心驚きながらもプロとして仕事を果たします。その後も変わったお客が続々とご来店。とても不思議な経験をすることになりました。西村敏雄さんの描くキャラクターの表情が柔らかで、癒されます。物語を手がけた乾栄里子さんはテキスタイルデザイナーで、絵本の仕事は本書が初めてとのこと。2008年1月初版。2014/12/01