内容説明
みどりの森の国には、すばらしい動物がすんでいる。そして森ではふしぎなことがおこる…。ロシアの森での長年の観察をもとに、ナチュラリストのたしかな眠で詩情豊かに描かれた物語があなたを森へさそいます。また作者スラトコフは人間と自然とのつきあい方やエコロジーの問題も読む我々に問いかけてきます。小学校中級以上。
著者等紹介
スラトコフ,ニコライ[スラトコフ,ニコライ][Sladkov,Nikolai]
1920年にモスクワで生まれた。ビアンキの指導で1952年から作品を発表。自然をつぶさに観察する独自の動物文学の伝統を作り上げ、自然と人間との関係を問う作品を発表してきた。1996年没
チャルーシン,ニキータ[チャルーシン,ニキータ][Charushin,Nikita]
1934年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)で動物画家のエヴゲーニイ・チャルーシンを父として生まれ、幼いころから絵を描きはじめた。動物や自然をテーマにして活躍した。2000年没
福井研介[フクイケンスケ]
1908年に岡山県で生まれた。1940年に東京外国語学校専修科露語科修了の後、1946年3月まで外務省に勤務。それ以降ロシア児童文学の紹介を始めた。2000年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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