世界傑作絵本シリーズ<br> みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん

世界傑作絵本シリーズ
みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 25X31cm
  • 商品コード 9784834017533
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

3人のおばさんが散歩に出かけましたが、途中で犬のプリックがいないことに気がつき、あわてて捜します。でもプリックはどこにも見あたりません。傑作絵本「3人のおばさん」シリーズ最初の巻。

<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から

内容説明

むかしむかし、ある小さな町に、小さな通りがありました。その通りには小さなきいろい家があり、その家には3人のおばさんがすんでいました。みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさんです。もちろん、おばさんたちにはひとりずつ、ちゃんとしたなまえがありましたが、町の子どもたちはみんな、こうよんでいました。いつもきまって、みどりおばさんはみどりのふく、ちゃいろおばさんはちゃいろのふく、むらさきおばさんはむらさきのふくをきていたからです。これはタンポポがきいろで、リンドウがあおいのとおなじように、あたりまえのことでした。読んであげるなら5才から、自分で読むなら小学校中級から。

著者等紹介

ベスコフ,エルサ[ベスコフ,エルサ][Beskow,Elsa]
1874年、スウェーデンのストックホルムに生まれる。少女時代から絵が好きで美術学校に学び、卒業後母校の小学校で絵画の教師となる。結婚後、教師をやめて絵本や児童書のさし絵の仕事を始める。1952年、子どもの本に対するスウェーデンの最高賞、ニルス・ホルゲション賞を受賞。1953年、没

ひしきあきらこ[ヒシキアキラコ]
1960年、東京に生まれる。父親の仕事の影響で、幼い頃よりスウェーデンの文化に親しんで育つ。慶応義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。現在、スウェーデンを中心に北欧児童図書の翻訳、紹介に活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

279
作・絵ともにエルサ・ベスコフ。彼女はストックホルム生まれの童話作家。本書は「3人のおばさんシリーズ」(全5冊)の第1冊目。お話がやや長いので読み聞かせにはあまり向かないかもしれない。その上にシンプルかつ地味である。自分で読むなら小学校の3,4年生くらいからか。絵は遠近感が強調されたリアリズム絵画で、こちらもお話共々いたって真面目な印象。これこそが生涯の愛読書という人はいるのだろうか。いや、いるのかもしれない。なにしろシリーズ化されているくらいだから。2023/09/29

アン

103
小さな町で一緒に暮らす3人の個性豊かなおばさんたち。3人はそれぞれが着ている洋服の色から呼び名がつけられ、みどりおばさんは庭仕事、ちゃいろおばさんはお菓子作り、むらさきおばさんは花の刺繍が趣味で皆チャーミング。お向かいの家に住んでいるのは仲良しのあおおじさん。彼女たちが散歩に出たある日曜日、愛犬プリックの姿が見えなくなる騒動をめぐり、両親のいない少年少女との出会いが…。長閑な自然、温かみのある部屋、おしゃれな洋服など、柔らかな色遣いの絵と影絵が素敵です。心が安らぐベスコフの優しい世界に笑みがこぼれます。 2021/10/19

yomineko@猫と共に生きる

69
読み友様からのご紹介本です📙題名通り3人のご婦人はそれぞれ自分の色にあった仕事をしている。例えば緑のご婦人は庭の木の手入れ🌳茶色いご婦人はクッキー作り。飼い犬プードルのプリックがお散歩中にいなくなった!探してくれた少年少女をおうちに住まわせてあげる事に😊前の家でいじめられていたらしい😢仔猫も可愛くて、ほっこり出来る絵本でした📙2023/10/13

モモ

52
エルサ・ベスコフの3人のおばさんシリーズ一冊目。みどりおばさんは園芸が得意。ちゃいろおばさんはお菓子作りの名人。むらさきおばさんは刺繍が得意。3人で仲良く暮らしていたある日、プードルのプリックが行方不明になってしまう。道でお金を落として泣いていたペッテルとロッタの兄妹と一緒にプリックを探すことになった。左側が黒一色の絵。右がカラーで描かれた絵。100年前のスゥエーデンの女の人は、たっぷりとした布地のスカートをはいていたのかな。3人のおばさんと、お隣のあおおじさんの生活が楽しい1冊。2020/12/02

tokotoko

33
何だかクラッシックで、色も淡くて地味な表紙。タイトルに「おばさん」って3回も書いてある!いったいどんなおばさん達なの?って思い、借りてみた。優雅な衣装のおばさん達。でも、どこか面白くて!どんどんこの絵本の時代に吸い込まれていきます。悪者も出てきたり、みんな泣き出したり、探し物を始めたり・・・!なかなか忙しいお話でした。でもね、終わる頃には、きっとこのおばさん達のこと、好きになると思います。もっと会いたくなります。「3人のおばさんシリーズ」(全5冊)、全部・・・読みたくなると思うよ!2014/06/13

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