出版社内容情報
森に住むおばけ一家が、ある小学校に引越してきました。1年生の教室に住みついたおばけの一家と子どもたちとの愉快な交流が、生き生きとした現実感をもって繰り広げられます。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
144
中川李枝子さんの書かれた童話で、森に住んでいる森おばけの一家の4人が学校に引っ越してくるお話です。あまり怖そうでないお化けで子供たちはこのようなはなしを聞きたがるのでしょうね。読み聞かせよりも文字が大きくルビもふってあるので自分でも読める子供が多いと思われます。確かにイメージ的には北欧にありそうな感じですね。2016/10/15
やすらぎ🍀
139
あっ、いた!鳥がいたんだろう?違うよ。ほらあそこ。この前教室で見た、ユラユラ揺れてキラキラ光って、サッと消えちゃう、真っ白な絹のハンカチのような何かだよ。おーい、お前は誰だー?もりおばけー!ワアッ!出た!!…子どもたちのやんちゃな冒険心、それぞれの個性、感受性満載のお話。もりおばけ、ひらりぼうやも人間に興味津々。ひらりひらり、子どもたちの目の前を飛び回ると捕まっちゃうよ。気を付けてね。ヒヤヒヤだよ。オバケなのに怖くない、かわいいオバケもいるんだね、先生。森おばけ、ゆらり・ふらり・すらり・ひらりの物語です。2021/06/02
はる
68
森に住むおばけ一家がある小学校に引っ越してきます。おおらかで優しい物語。子供たちも先生ものんびりとして、昭和の懐かしい雰囲気が何だかとってもいい感じ。おばけたちとのやり取りがほのぼの楽しい。思わず微笑んでしまう。…くじらぐもが出てきてびっくり!教科書の「くじらぐも」も中川李枝子さんだから、同じくじらぐも?!2019/09/20
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
45
おばけと子供たちの触れ合いをかいた中川利枝子さんと山脇百合子さんの童話。何事も興味津々なおばけ一家と子供たちが微笑ましい。2021/12/24
ちぐ
43
読んでいたら小学1年生の教科書に出てきた「くじらぐも」とリンクしてるように感じたので、調べてみたら同作者と知ってテンション上がった。そして小さな発見に感動!この本は私に読書の楽しさを教えてくれた姉が昔、何度も何度も読んだ本で、そういえば私1度も読んだことないなと思い、手に取りました。2016/01/28