著者等紹介
コンディ,アリー[コンディ,アリー] [Condie,Ally]
米国ユタ州生まれ。ブリガム・ヤング大学卒業後、ユタ州とニューヨーク州の高校で、英語教師として数年間、教鞭をとる。教師の職を辞したのち、本格的に創作活動をはじめる。現在、夫と3人の息子とともに、ユタ州北部で暮らしている。2010年、“MATCHED”(邦題『カッシアの物語』、プレジデント社刊)でメジャー・デビュー。高い評価をうけ、「パブリッシャーズ・ウィークリー」の“2010年のベスト児童書賞”、米国ヤングアダルト図書館サービス協会“2011若い読者のためのベスト・フィクション賞”などを受賞
高橋啓[タカハシケイ]
1953年北海道生まれ。早稲田大学文学部卒。翻訳家。仏文と英文、両方の分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤とんぼ
21
再読。3を読み始めて、2巻の内容をすっかり忘れていることに気付きました(^_^;)3はイマイチ苦手な英文で読んでいる上、今までの内容があいまいでは、余計謎だらけ。というわけでさくっと再読。2014/06/14
cozicozy
21
舞台が、街から峡谷へと変わり、人工的な環境が自然界へと。知ることが増えると、疑問も増える。死と生きること、自分らしくあること、学ぶこと、幸せとは?と、いろいろた考えさせられる物語。カイとカッシアが再会し、二人で謎へ突き進むのか?と思っていたのですが、予想とは異なりました。次巻の発売が楽しみです。映画化が決まっているようです。どのように描かれるのか?大変興味が有ります。ヒトが幸せに暮らせる社会=管理される社会 ヒトは、そのなかに置かれると順応、適応する力がある。何事に対しても、何故?と思える思いが大切。2013/06/03
赤とんぼ
13
1巻が良かっただけに、ちょっと残念な感じの2巻でした。カイとカッシア両者の視点から語られるためなのか、ブツ切りの文章、細かすぎる章立てに困惑しました。たぶん行間を読むんだろうなという詩のような文章も、文化の違いのせいか、行間が読みきれません…。今回はカイの心情も丁寧に描かれ、社会の様子も細かく見えてきて、面白くなってきているはずなのですが…。とりあえず、秋に出版される3巻を読んでみようと思います。2013/06/05
kosmos
11
2巻目。文字を学ぶことも、書くことも自由にできない世界。こっそり自分の名前が書けるようになっても、誰にも知られようにしないといけない。想像もつかない状況だなぁ。今回は「ソサエティ」の外側「外縁州」の様子が少し明らかになったけど、これからどういう展開を迎えるんだろう。最終巻も早く読みたい。2016/10/18
寧々子
11
カッシアとカイの章が交互にあり、再会したい2人の想いが語られ危険な行動に出る様子が描かれているのですが・・・緊迫感とかないんですよねぇ~ ガッツリ管理しているはずのソサエティは何をしているんでしょう~ 銃撃戦はあるけれど敵の描写がないのでどんな存在なのかサッパリわからない! ソサエティが後手にまわったせいで、カッシアとカイのベタなラブストーリーが全面に。 しかも2人の独白が淡々としているので、読み手の私も気持ちが揺さぶられることなく淡々と読んでしまった! 盛り上がりに欠けましたが完結編の次作に期待します。2013/12/27