鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784833417624
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0034

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内容説明

鈴木流経営学の強みは、アメリカからの借り物の手法ではなく、ビジネスの最も根本的な部分で、ものごとをどのように捉え、どのように考えるべきかという独自の発想法や思考法をつくりあげてきたことにある。ユニークではあるが、ベーシックな発想と思考に裏付けられた55の金言に、変化の激しい現在のビジネス社会を勝ち抜くための目の覚めるような知恵を見出していく。セブン‐イレブン総帥が語る55の金言にあり。

目次

第1章 鈴木敏文はどのように意思決定しているのか(「客観」と「直観」、二つの“カン”で発想する;鈴木敏文を見ている「もう一人の鈴木敏文」 ほか)
第2章 商売は「経済学」ではなく「心理学」で考えろ(顧客は「経済人」でなく「心で動く人間」である;顧客の心理を読む「琴線と金銭」の商い ほか)
第3章 半歩先を読む鈴木流「統計術」の極意を学ぶ(鈴木流経営学の原点は“隠れた大学院時代”にあった;なぜ、「現場主義」ではなく「データ主義」なのか ほか)
第4章 鈴木流「場のつくり方」を学ぶ(徹底してダイレクト・コミュニケーションにこだわる;繰り返し伝えることにより基本を「血肉化」させる ほか)
第5章 現場の社員たちはどのように鈴木流経営学を実践しているか(社員のコミュニケーション能力を重視する;仮説・検証を店舗経営に活かす ほか)

著者等紹介

勝見明[カツミアキラ]
1952年(昭和27年)、神奈川県逗子市生まれ。東京大学教養学科(国際関係論分科)中退後、フリージャーナリストとして経済・社会分野を中心に、週刊誌、月刊誌等に執筆。企業の組織運営・人材マネジメントに詳しい。現在、『Work』誌(ワークス研究所/リクルート)にて、野中郁次郎・一橋大学大学院教授と共同で「成功の本質」を連載中(2003年単行本化予定)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あぽ

5
データをもとに顧客心理を読み、検証・仮説から次の一手を導き出すセブンイレブンの経営哲学。その考え方を経営トップから現場へダイレクトに落とし込む。いやでもロジカルな考え方が身につく環境のようだ。これこそがセブンイレブンの強みなのだろう。以下気になった格言とキーワード。"「昨日のお客」が求めたものを「明日のお客」に出してはならない" "流行に乗って商売するとは、”飽きられるもの”を売ることである。" 陰陽両面的思考、なるほどね。松岡正剛の編集力もよく引用されていて、かなり楽しめる内容だった。2012/05/18

コダマ

4
「一粒百行」、一粒の米を作るには百の作業がいる。1つの仕事を成し遂げるためには百の試行錯誤、努力が必要である。セブンイレブンといえども、毎日同じものをただ並べているだけでは、商品は売れなくなる。過去のデータを鵜呑みにして同じことを繰り返すのではなく、明日のお客さんは何が欲しいかという心理や傾向を「仮定」し、新商品やラインナップで検証する。必要なら、ATMや配達など別業種も行う。自分で物語を考え、場を作り、チャレンジする。買い手が欲しいと思うモノを売り続けるセブンイレブン経営学。2017/02/26

ふぇるけん

3
統計学と心理学、要は『仮説と検証』を伴わないデータ分析は意味がない、ということ。過去のデータから未来を導くのではなく、あらかじめ仮説を立てておいて、その仮説が正しかったかどうかを確認するためにデータを使う、という考え方は当たり前のようでとても新鮮に感じた。2009/09/16

天条 光

1
現代社会に生きるすべての人に読んでもらいたいと強く思うくらいに実に勉強になる、ためになる、生かせる本だと思います。是非、ご一読ください!2015/10/26

天切り松

1
10年以上前の本ですが、統計学と心理学の本として読める。時代が追いついてきた典型でしょう。2013/12/13

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