セーラが町にやってきた

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784833417488
  • NDC分類 588.52
  • Cコード C0036

内容説明

春一番、セーラが町にやってきて、創業二百五十年の「造り酒屋」を再建、老舗の和菓子屋から、「小布施町ルネッサンス!」町に会社に、行く先々で大旋風!アメリカ生まれの日本好き、「台風娘」の大活劇。

目次

プロローグ 「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2002大賞」を受賞
第1章 台風娘と小布施町―春一番、町に台風娘がやってきた!
第2章 「第三回国際北斎会議」―葛飾北斎を、町起こしのシンボルに
第3章 長野冬季オリンピック―蛇の日傘、そしてアン王女と英国選手団
第4章 和食レストラン「蔵部」―ただ一人、社長に「ノー!」と言ってから
第5章 新酒「スクウェア・ワン」―アメリカ娘に、日本酒の開発ができるのか!?
第6章 桝一市村酒造場の大改造―台風娘、ハンマーを手に大暴れ!
第7章 社員そして取締役―ダメ社員?それともカルロス・ゴーン?
第8章 素顔の台風娘―「吉本」好きのフロンティア精神
第9章 木桶仕込み保存会&小布施ッション―「古き良き日本」を、守りたい、残したい!
エピローグ 台風娘は、今日も行く!!

著者等紹介

清野由美[キヨノユミ]
ジャーナリスト。1960年、東京都生まれ。東京女子大学文理学部卒業後、草思社編集部に勤務。英国留学を経て「日経トレンディ」誌創刊に参加。91年まで同編集部に勤務の後フリーランスに転じる。国内外の都市開発、デザイン、トレンド、マーケティングなどを取材。また、時代の先端を行く各界の人物記事などにも力を注ぎ、「アエラ」「日経ウーマン」「ヴォーグ・ニッポン」などの雑誌や、「朝日新聞」「日経新聞」などを舞台に執筆活動を展開している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しき

12
セーラの強引なやり方には必ずしも賛成できない。それでも、目的に向かって一直線に進むところは真似したい。正解を選ぶのではなく、自分の選んだものを正解にする強さがある。そして、外国人と働くことの難しさや、そこを乗り越えることの面白さを知った。言葉や文化が違っても、人間は人間。小布施の人々がセーラを受け入れる心の柔らかさはすばらしい。グローバル化の今こそ見習いたい。2014/07/06

けんとまん1007

7
小布施は何度か行ったことがある町で、とても好きな町の一つ。その小布施がこうなるには、こういう物語があったのだとは知らなかった。一人の人が、起爆剤・触媒となることで、いろんな化学反応が起きる。もちろん、それを受入れる下地もあったからこそだとも思う。そして、人によっての得手不得手ということも。考え方が違う、上手くいっていないなからこそという視点、上手くいっている時こそ危ういという視点。いろいろ参考になる。今度、小布施へいく機会があれば、見方が違ってくると思う。2012/03/11

ophiuchi

7
まちづくりに関心がある人には刺激的な本。小布施へ行って(出来ればセーラに会って)みたくなりました。2011/10/13

つちのこ

6
私が彼女の存在を知ったのはつい1年前、日経ビジネス誌だったと思うが、創業250年の造り酒屋を再建したという記事を読んでからだ。外国人が、それも女性が酒屋の老舗を再建?どう考えても結びつかなかった。それから何となく気になっていたが、この作品を読んで少しづつ疑問が解けてきた。彼女の発想、行動に賛否両論はあれど、何かしらヒントを得ることが出来るかもしれない。ひとりの人間ができることは、改めてその可能性が無限であると教えてくれる。決して諦めない努力に感動するはずだ。(2003.4記)2003/04/17

しまちゃん

6
長野県小布施町にやってきたセーラ・マリ・カミングスの町おこしの奮戦記です。日本人以上に日本のことを勉強し、持ち前の行動力で台風娘の異名通りの活躍をしていく姿が頼もしく・素敵です。2010/10/31

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