韓非子の帝王学

韓非子の帝王学

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784833416443
  • NDC分類 124.57
  • Cコード C0034

内容説明

マキュベリを凌ぐリーダー学の真髄!部下を意のままに従わせる術、上司を操り動かす法、敵の力を弱め瓦解させる秘訣―今日のリーダーが身につけねばならない「人心収攪力」「対外交渉術」の核心を明らかにする。

目次

1 韓非子の帝王学
2 韓非子の教訓
3 韓非子の生涯
4 韓非子「理論篇」(人間は何で動くか・韓非子の人間観;道徳でなく法を・韓非子の価値基準;人間をどう動かすか・韓非子の部下統御法;君主が君主であるためには・韓非子の君主論;空論を批判する・韓非子の快刀乱麻;改革への道・韓非子の組織批判;君主をいかに動かすか・韓非子の説得術;韓非子の故事成語)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

日和見菌

2
小室先生の本はわかりやすい。政治には政治の、道徳には道徳の道がそれぞれあって、別々に考えないと国に混乱をもたらす。あと、古代中国はすごい世界だなぁと思いました。人を信じれば人に制される。2010/08/14

はしご

1
マキャベリズムの前身と聞いて読んでみました。シンプルで厳しいルールの数々に、統率者としての心構えが詰まっています。韓非子の冷徹さに、劉備の穏和さが加わったリーダーなら、喜んでついて行きたいなぁ。

Ryuuji Yamasaki

0
韓非子の入門用として。結果、正解だった。特に小室さんの執筆部分は分かりやすかった。2016/10/28

aki

0
仁義を前面に押し出す孔子の「現実に背を向けた、やせがまん」に比べると、皇后によって君主の命が奪われる危険性を説く韓非子は、きわめて現実的で、現代人にも理解しやすい。韓非子は功利主義者で、欲望が人間を支配していることを冷徹な目で見抜き、賞罰によって官僚・人民を統治することを説いた。思考は合理的で柔軟。「時代とともに物事は変わり、物事に応じて対処の仕方も変」(216ページ)えなければいけないことを知っていた。韓非子の説は秦王政(せい=後の始皇帝)によって採用され、秦帝国の思想的バックボーンをつくった。2014/09/15

ビリケン

0
韓非子の官僚分析の鋭さ深さには本当に驚いた。まさに今の官僚に支配されている日本の現状を言い当ててるではないか。また、「君主の害となるものは人を信ずる事である」等など本当に韓非子は人間文政の鋭さについては舌を巻く。表の論語裏の韓非子として私自身も決して情に流されことなく、徹底した自分の中に法を持ち人間というのを観察していかなければならないと感じた。とにもかくにも、「韓非子」は「君主論」に勝る名著であり、政治学の根本たる部分であると考えた。2020/06/12

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