内容説明
リクルート事件でいま問われる「真の民主主義」とは―。田中―中曽根―竹下政権の本質と権力闘争の構造を、孫子理論と知られざるエピソードによって解明。「政治的に洗練された国家」への大道を示唆する著者会心の作。
目次
第1部 自民党「孫子」(孫子の道を知る者は必ず勝つ;自民党を乗っ取る;「田中支配」体制の確立;代理人・二階堂の反乱;「詭道」のパフォーマンス;竹下政権出生の秘密)
第2部 「孫子」の政治力学(孫子の発想;戦争総論;攻守の態勢;戦闘の本質;戦闘の実践;情報と謀略)
第3部 毛沢東「孫子」(孫子とクラウゼビッツに学ぶ;一を以て十に勝つ;遊撃戦争の虚と実;利害は交替する;蒋介石が語る毛「孫子」の政略;毛沢東「孫子」謀攻篇)