内容説明
生まれてまもなく最重度の障害を抱え、四十歳を過ぎた頃からベッドに寝たきりの生活を送る。その常臥の日々に詠み続けた“いのちの歌”六千首…。時に厳しく、時に慈愛に輝き、時に慟哭に震える人間の宿命を、ありのままに受容して生きる歌人・山崎礼子、魂の記録。
目次
第1章 父母慟哭
第2章 篭もり居の青春
第3章 蹲る日々
第4章 離郷、そして帰郷
第5章 仰臥の視野
第6章 哀しき母よ
第7章 母子相聞の歌
第8章 非哭・母逝く
第9章 ひかりのさと・のぞみの家
第10章 夕陽朝月をろがみて
第11章 悲しみを愛に変えて
著者等紹介
中村儀朋[ナカムラヨシトモ]
1950年、長野県長野市生まれ。早稲田大学卒業後、NHKに入り、ディレクター。1999年、名古屋局を最後に退職。愛知県瀬戸市在住
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