“男らしさ”という病?―ポップ・カルチャーの新・男性学

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“男らしさ”という病?―ポップ・カルチャーの新・男性学

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784833110679
  • NDC分類 367
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「読売ウィークリー」2006年6月25日号「カリスマ書店員のオススメ」の本

内容説明

マンガをはじめとする現代日本の大衆文化のなかに、あるいは、内観系サークル運動や宗教的なポップ・カルチャー、そして、大衆消費社会のなかのナルシシズムのなかに、もうひとつの男性性の可能性を見い出す。

目次

第1章 現代日本の大衆文化における「女性の男性性」―オルタナティヴな男性性のありか(「女は世界を救えるか」を再考する;ハルバーシュタムの「女性の男性性」論と大衆文化 ほか)
第2章 ヤオイ女性と百合男性が出会うとき―親密性は変容するか(百合とは何か;ヤオイ愛好者女性の女性性をめぐる葛藤;百合愛好者男性の男性性をめぐる葛藤とは;「親密性の変容」は進行するか;『マリア様がみてる』)
第3章 内観サークル系宗教運動の研究―アダルトチルドレンと男性性(宗教と男性性;内観サークル系宗教運動の事例;「脱男性性」の信仰指導;中年期における指導者の回心体験;「男女混成」で活動することの重要性)
第4章 官僚制的消費資本主義と宗教倫理のセラピー化―オウム事件の深層(宗教教育の問題;日本の若者の「心の習慣」 ほか)
第5章 神道界の任侠の女性化願望―神道文化と男性性(大衆消費社会とナルシシズムの可能性;なぜいま、大本聖師のトランスジェンダー志向なのか ほか)

著者等紹介

熊田一雄[クマダカズオ]
1962年、京都市生まれ。1992年、東京大学大学院文化人類学専攻博士課程単位取得中退。愛知学院大学文学部宗教学科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

9
その規範に従うのか、それとも抗って全く別の考え方をするのかは違っていても、幼い頃から受けた教育は人生に大きな影響を与える。その問題の最も恐ろしいところは、普通に生きていれば自分がその影響を受けていると自覚することすらないというところである。自分が寄って立つところは何なのかを一度考えなおしてみると、また違った世界の見方が出来るだろう。2014/08/22

ひるお

3
覇権的男性性に対するオルタナティブとしての「女性の男性性」、“百合”を愛好する男性たち、「内観サークル系宗教運動」や大本といった宗教を取り上げながら、「男らしさ」の問題について論じた一冊。男性性ややおい・百合については、女性研究者による論文・著書ばかり読んでいたところだったので、男性研究者の視点に触れられたという点では良かった。ただ、誤植や名称の誤り、事実誤認等が多々見られる点や、このテーマを取り上げるならば必読であろう文献を参照していない点が気になった。2018/10/23

kenitirokikuti

3
2005年刊行。著者は1962年生まれの宗教社会学者。この分野は文化社会学に包摂されつつあり、本書の前半では忠臣蔵・プロジェクトX・バガボンドに対して、セーラームーン・ウテナ・マリみてなどを対置する(アダルトチルドレンとか最近は見なくなったことばも)。05年だと、エヴァやオウム事件からまだ10年だもんな。いまのオカルトは天然食材とかナチュラル方面が強く、心霊方面は薄いと思う。エヴァもリメイクの最終作が来る前に、シン・ゴジラ、君の名は。、この世界の片隅になどがどかんと来て、ピリオドが打たれてしまった感がある2017/04/11

マキロン

1
なかなか読み進めず途中で断念。2024/04/21

ohisashi

1
エッセイとも研究ノートともつかぬ、えもいわれぬシロモノ。2012/03/31

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