内容説明
新しい公的保険の創設で、老後の不安や介護の重圧はどこまで解消できるのか。福祉や医療はどう変わるのか。自治体行政やシルバー産業にどんな影響を及ぼすのか。先行するドイツ介護保険法を検証し、厚生省の狙いと構想を追跡しながら、この日本型介護の行方を描き、そのありかたを考える。
目次
第1章 五番目の社会保障
第2章 先行するドイツ介護保険法
第3章 財源をいかに確保するか
第4章 日本型介護保険の創設へ
第5章 措置と措置費体系の変革
第6章 どんな負担ルールになるのか
第7章 世論は『賛成』、ただし前提条件あり
第8章 介護保険は打ち出の小槌か
第9章 『町に寝たきりの人なからしめざるべからざるものなり』
第10章 スモールイズビューティフル