- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年（中高年）
- > 芳文社 まんがタイムＣ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かすくり
5
同人誌の総集編が出版された本で、数ページ程度のショートストーリーがたくさん載っている。基本的には恋愛の悲喜を綴ったような、ちょっと切なく物悲しい話が多い。同じような雰囲気の人生的な話もある。あとがきによると、どうやらこのテーマは最初から狙っていたらしい。しかしこの雰囲気は結構好きだ。あと『自由帳』ってのは、サークル名から来てるのね。2011/07/10
安国寺＠灯れ松明の火
5
本屋でチラッと中身を確認したところ、予想外の作風に驚いて即購入しました。「自由帳」というタイトル（元々はサークル名とのこと）が面白いです。基本線も枠組みも何もない所で何かを作り出すのは案外難しいと思われますが、それも創作の醍醐味と言えるのでしょう。どの作品も味わい深かったですし、初出一覧を見ると時系列的にはバラバラのようですが、作品の並び順も良かったような気がします。最後の「サブリミナル」はベタベタではあるものの、微笑ましくて幕引きにはピッタリだと思いました。2010/04/07
ゴロウ
5
「笑いを意識しない」結果、こんなにも叙情的な作品の数々が生まれた。この2人、特に小坂俊史作品が自分は好きであるということを再確認した。2009/08/23
MURAMASA
5
王子が最近連載中の中央線の作品は、この系統なんですよね。重野さんの方は、優しい作風がとても「らしさ」があって良かったです。
4ro2ro
4
この本は日常系に分類されるのかなぁ。でも、ままならない日常という点では新しいと感じた。日常系なのに決してゆるくないんだよねぇ。かと言って冒険譚ってわけでもないし。10代後半から20代前半の青々しさを駆け抜けると、こういう話になるんじゃないかという結論で。 頃合を見て読み返したくなる本。2012/09/19
