感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
APIRU
6
黒仏の宴。ドラッグアディクトな若者たちが集められ、ふしだらな乱痴気騒ぎに興じる。その裏には、なにやら得体の知れない連中の黒企みがある模様。現世利益や淫祠邪教か。前巻でも登場した「黒仏」の話は、この先もさらに展開しそうです。また、前半の話は2巻の『海蜘蛛』編の続きです。月夜の海に、妙な造形のクリーチャーが跳梁跋扈。そこでは罪深い女たちの末裔が暗躍しており、血と暴力に限りなく昂っていました。隠れ遊郭に神農祭。本草学者が訪れる村々は、どこもかしこも背徳が香る。今回も官能とフォークロアが相和した素敵な二篇でした。2021/02/18
かなっち
5
無料だったので読みました。正直2巻までの内容は覚えておらず、気持ち悪さだけは印象に残ってます。3巻も大昔から伝わる村の風習がかなり異様で、若干引きました。表紙と共に内容もかなり特殊なので、自分で買う場合は勇気がいりそうですね。いえ、無料で電子じゃなかったら、自分は絶対に読んでませんが。2021/11/29
阿輸迦
2
過疎の村で奇祭、しかしそれはハーブ・ドラッグパーティー&乱交だった。2018/03/05
KUU
1
手長足長のオチ面白かった。 廃村で薬物で仏の力とかオカルト的なこと言われても……。オウム的なカルト系のほうがイメージ合ってるな。 というか、オウムのやってた事見た方がまさに事実は――でイカレまくってて面白い2022/11/06
緋色有機
0
秘境でのエログロが絡むトレジャーハンターの学者崩れの活躍を描いた話。いよいよ、この話の本質である主人公の過去が絡んでくる。今までは鈍そうな中国人の商人とのコンビだったが、これからは危険な話もからんできそうなので、ラストで新しい登場人物の影が…。今回は少しエロ度は多めだった(行為はほとんど無かったが)。2020/07/15