内容説明
『ワイルド・スワン』『中年クライシス』から『悪童日記』『虹の理論』まで。文章のキレ、内容のコク、隠し味のユーモア―３拍人そろった至芸の書評集。
目次
自然の深奥にあるもの（奥本／大三郎『虫のゐどころ』）
物に直面する勇気（ユン＃チアン『ワイルド・スワン』）
時代小説とソ連崩壊（藤沢／周平の時代小説）
科学論文の手法（アゴタ＃クリストフ『亜童日記』『ふたりの証拠』）
厳しく残酷な世界（アゴタ＃クリストフ『第三の嘘』）
日朝交渉史の不幸（宮本／徳蔵『虎砲記』）
狼疾感覚（中島／敦の小説）
自伝は小説（日野／啓三『台風の眼』）〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
19
あーまた読んでしまった養老本。解剖学者なので、生物学系の本が多い。唯物論者なので唯物論な切り口での批判も多い。いくつかの本は、興味深く思ったので読みたい本に登録させてもらった。2021/01/24
☮maoxin☮
0
安定のヨーロー節による書評。何冊か気になる本を見つけたので収穫多し。2013/09/13
T.K.
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養老さんの推薦図書リスト。しかし読みたいと思う本はついになかった。2013/03/22
