内容説明
現代を読み解く鍵として脚光をあびる新しい学問〈宗教学〉。その全体像を興味深い事例をあげて説く「宗教学の基礎」では、聖と俗の交わる世界を見つめ、宗教と宗教学を体系的にわかりやすく解説する。宗教学的なものの見方、宗教学的思考のあり方を示す「宗教学の展開」では、〈祭り〉を媒介にして現代社会を鮮やかに解読する。
目次
宗教学の基礎(日本人と宗教;聖と俗―宗教の規定;季節の祭;通過儀礼;信仰治療;修行―心と身体;タブーから戒律へ;道徳と宗教;神と法―宗教的世界観;生から死への移行;生者と死者―死後の世界1;天国と地獄―死後の世界2;宗教集団の類型―社会と宗教1;政治と宗教―社会と宗教2;現代における宗教)
宗教学の展開(祭とは何か;祭研究の歩み;祭の宗教学)