内容説明
かわいい絵を描けばいいってものではありません。イラストレーターは、自分の世界を追求する画家と違い、クライアントの要求や目的に応じてふさわしい絵を描くのが仕事。技術とセンスはあたりまえ。デザインの知識とコミュニケーション能力が必要なクリエータ、それがプロのイラストレーターなのです。
目次
１章 ドキュメント・描くことは生きること（描きつづける人生；思いのままに筆を走らせる喜び；個性を生かしたＣＧイラストをめざして）
２章 イラストレーターの世界（イラストとは―デザインの一部として、視覚的に情報を伝達する；活躍の場と仕事の流れ―活躍の場はさまざま。要求以上のものを描きたい；画材と技法―既成概念にとらわれず、自由な発想で！ ほか）
３章 なるにはコース（適性―描くのが大好き。どんな努力もいとわない！；心構え―好奇心を忘れずに。そして、たくさん描こう；どこで学ぶか―決まったルートはない。とにかく描きつづけること ほか）
著者等紹介
須長千夏［スナガチナツ］
１９６７年千葉県生まれ。横浜国立大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして雑誌・書籍の編集・執筆に携わる。その後、イギリスのＬｏｕｇｈｂｏｒｏｕｇｈ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙでイラストレーションを専攻、学位取得。２００１年マクミラン社の絵本イラストレーション賞受賞。現在ロンドン在住、編集者・イラストレーターとして活動を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ULTRA LUCKY SEVEN
1
「なり方」でなれるものではないが、なるにはなろうとするしかない。 マニュアルなし！2012/05/12
三ツ橋雨介
0
個人で仕事がしたい！独立したい！そう強く思いはじめた時期に読んだ。学生の頃とかにこういうシリーズを読んでみたかった。
もちもち
0
フリーランスのイラストレーターという仕事が少しわかった。大変な仕事だ。みんな、デザイン関係の仕事についている人が、やっぱり、多いのだ。イラストを描くことが好きなのかどうか、難しい問題。なりたいのかなりたくないのかもわからない身分では、気軽に望んではいけない世界なのだと見せつけられたきもち。読んでおいてよかった。睡眠時間が十分なときに、もうすこし冷静にいろいろなことを考えようと思えた、良本。この仕事はつらいから夢を諦めさせる、というのではなく、背中を押したいというきもちが伝わる本だった。2012/06/07
さやえんどう（広告漫画家・似顔絵師）
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「なるには本」ですが、読んだことがなかったので、トライしてみました。 内容が古い本なので、アナログの制作が多く、ブログやＳＮＳなどの事も書いていません。 でも絵描きが見たら、やる気が出てくる本だと思いました。 自分の興味が薄いジャンルに関しては、知らないことも多くて面白かったです。2018/07/01
