出版社内容情報
イタリアルネサンスの芸術家たちの修業方法、社会環境、生活、注文制作のあり方、作品のタイプを明らかにする。
内容説明
ルネサンスの芸術家たちをめぐる環境、訓練の方法、材料、注文のあり方や、生み出された美術の形式と機能を詳述する、ルネサンス美術の格好の手引き。
目次
1 社会の中の芸術家
2 ルネサンス美術の材料
3 ルネサンス美術の類型と機能
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
堆朱椿
2
ルネサンス時代は、画家=職人 絵を描く能力=職業的技能 という事が大変よくわかる本。フレスコって超職人技だわ。システィーナ描いたミケランジェロ凄すぎ…。 (本の中ではあまり触れてないけどレオナルドって例外中の例外だったんだろうな) 特に画材マニアにお薦めしたい。巻末の画材注釈がとっても嬉しい。注釈部分膨らまして一冊の本にして欲しいくらい。『アルテ』ファンにもお薦めです。2015/12/03
ヤクーツクのハチコ
1
今では常識となっているルネサンス期「職人・親方としての芸術家」「営利活動としての芸術創作」について説明したもの。執筆されたのが30年前だから、ロマン主義からの「孤高の天才芸術家」概念からルネサンス期の芸術活動を開放するという流れがこうやってつくられたんだなあと、「美術史研究の歴史」を逆に見ることができた。最後のほうにあった「墓の彫刻」の説明にあった「この時期の彫刻は完全に死んでいるように見えるものであったが・・」という記述がちょっと面白い。2014/05/31
ちょろちょろ鼠
0
良書。手元に置いておきたい。2020/12/14
-
- 洋書
- BARRAS …