目次
第1章 代議士ビスマルク(議会に初登場;三月革命とその後;エルフルト議会とオルミュッツ協約)
第2章 プロイセン王国公使時代(ドイツ連邦議会公使;クリミア戦争)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月十六(ニール・フィレル)
2
鉄血政策で有名なビスマルクの評伝。著者、エーリッヒ・アイクによる1848年から1933年までのドイツ政治史を概観するシリーズの一つ。ビスマルクの生涯に絡めてプロイセンを中心にドイツ史を見ていく。第1巻ではビスマルクの生い立ちからクリミア戦争終結期までの話。決闘を頻繁に行っていた青年時代が印象的。参考資料の、ビスマルク夫人や皇帝への書簡はビスマルクの文学的素養がにじみ出ているという。ビスマルク流読書術の話は参考になった。政治外交史に興味がないか知識がないと読むのがしんどいかも。2015/03/01