内容説明
どんなに正しい理論が存在しても、歴史的文脈を理解し、隠れた発展のダイナミズムを析出しない限り、問題解決への道は開けない。その時求められる応用経営史の方法を解説し、東京電力・福島第一原子力発電所事故後の電力・原子力改革問題への具体的な適用を詳述する。歴史認識・歴史的視野を教える応用経営史の重要性を開示する力作。
目次
第1部 応用経営史について(応用経営史とは何か;応用経営史の方法:実例による説明)
第2部 福島第一原発事故後の電力改革・原子力改革への応用経営史の適用(事故以前(2011年3月10日以前)
事故直後(2011年3月11日~2011年10月2日)
民主党政権時代(2011年10月3日~2012年12月25日)
自民党政権時代(2012年12月26日以降)
今後の展望)
付録 日本における経営史学の50年:回顧と展望
著者等紹介
橘川武郎[キッカワタケオ]
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。青山学院大学経営学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、一橋大学大学院商学研究科教授を経て、2015年より現職。経営史学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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