内容説明
理論は現実から生まれ、現実を説明する重要なツールを提供する。本書はポール・クルーグマンの2冊目の論文集で、現実を説明するアイデアの「理論」化のトライアルである。国際金融の4つの分野である「為替レートと国際収支」、「投機的行動と為替レート」、「債務危機」、そして「国際金融システム」に関する11の論文から構成されている。
目次
第1部 為替レートと国際収支(国際経済における調整;Jカーブ効果の含意;所得弾力性における相違と実質為替レートの動向)
第2部 投機と為替レート(経常収支危機モデル;ターゲット・ゾーンと為替レートの動学分析;ターゲット・ゾーンに対する投機的攻撃)
第3部 債務危機とその影響(債務超過に対する対応:融資と免責;市場志向型債務削減スキーム;発展途上国における債務削減)
第4部 国際金融システム(ドルの国際的役割:理論と展望;通貨統合の政策問題)
著者等紹介
高中公男[タカナカキミオ]
1961年東京都に生まれる。立教大学経済学部経済学科卒業。現在、芝浦工業大学工学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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