内容説明
本書に収められた講演の内容は、長い間忘れ去られてきた経済地理学を再検討するという著者の最近の研究活動における中心的テーマに付随した研究成果を背景としたものである。同世代で同じ気質をもつ経済学者が一般に用いる分析上の方法論に基づいて検討を行っている。
目次
第1章 開発経済学の盛衰(ビッグ・プッシュ論;高成長理論の要素 ほか)
第2章 経済地理学の盛衰(経済地理学における五つの伝統;空間経済学:二つの失敗した試み ほか)
第3章 理論モデル化の方向と意義(モデル化の長所と短所;経済学におけるモデル ほか)
付論(基本的アプローチ;モデルの仮定 ほか)