内容説明
一人一人の人間が他者と出合い、互いの自己を表現し、個性を形成し合いながら構成する具像的な世界、オルタナティブ社会を求めて、本書は書かれた。
目次
第1部 生活世界としての共生社会を求めて(日本的企業社会を越えて;「産業の論理」から「生活者の論理」へ;ゆたかさのなかの社会運動;オルタナティブ社会の構想―自己組織性とネットワーク)
第2部 現代社会と対話の理論―ハバーマス理論の批判的展開163(対話的コミュニケーション行為と市民的公共性;市民的公共性への構造転換の可能性;後期資本主義社会の危機位相;ハバーマスの対話理論再考;補論;コルポラシオンからアソシアシオンへ―デュルケムの所論を中心に)