内容説明
本書では、人の動きの分析に経絡・経穴を用いるための基本的な考え方、バイオメカニクスからみた理論的背景、経絡テストの特徴、経絡テストと全身の筋肉との関係などについて詳細に解説するとともに、経絡テストをどのように使いこなすかを写真や図を多用し、わかりやすくそのｋｎｏｗ‐ｈｏｗを示した。また、どのような症例に用いているかを競技別にとりあげ、競技の特徴と経絡テストにもとづく経路・経穴選択を解説した。
目次
１ スポーツ鍼灸の理論的背景（経絡・経穴からのアプローチ；バイオメカニクスからのアプローチ）
２ 経絡を用いた分析―経絡テスト（経絡テストと動作感覚；経絡テストにかかわる筋肉群）
３ スポーツ鍼灸の実際（経絡テストの実際）
４ 種目別‐症例（経絡テストで達成できること；種目）
著者等紹介
向野義人［ムカイノヨシト］
１９４７年福岡県に生まれる。１９７１年九州大学医学部卒業。１９７７年医学博士。１９７９年上海中医学院鍼灸部門に留学（３ヶ月）。１９８２年福岡大学病院第二内科講師。１９８９年福岡大学体育学部（現スポーツ科学部）教授。福岡大学病院内科兼務（東洋医学外来）現在に至る。１９９１年ドイツ・ゲッチンゲン大学医学部病態生理学部門へ研究留学（１年）。２００２年イギリス・エクセター大学およびプリモス大学ペニンスーラ医学校代替医療研究所へ研究留学（１年）
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