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出版社内容情報
《内容》 【責任編集】
東北大学 池田勝久
東京大学 加我君孝
東京医科歯科大学 岸本誠司
大阪大学 久保 武
《シリーズの特長》
● 大きな進歩と変革の中にある耳鼻咽喉科学の流れに即応して,あくまでも日常診療に役立つ情報を読者に提供することを目的とした新しいシリーズ.
● 耳科学,鼻科学,頭頸部腫瘍学を3本柱とし,今もっとも臨床の現場で求められているテーマを選び,第一線で活躍中の執筆陣が,実地に則してpracticalに解説.
● カラー写真やイラストを豊富に用いわかりやすく編集.内容を総説,解説,ワンポイントアドバイス,トピックスに分類し,必要な情報が直ちに得られるように構成.4色刷
《本書の内容》
日常診療の6割を占めるといわれる小児の耳鼻咽喉科診療には小児特有の問題があり,小児特有の疾患や気管異物などの突発事故もある.本書は,多様な小児の耳鼻咽喉科診療のポイントを実地に即して解説したユニークな書.診断の流れをフローチャートを用いてわかりやすく示し,必要に応じ処方例を加えるなど実際の診療に直ちに役立つ内容.ホットなトピックスを多数掲載したほか,巻末には関連する症候群を網羅して掲載.
《目次》
●イントロダクション
●総説
小児の耳鼻咽喉科疾患の特徴,発育と疾患,外来,手術
●解説
I 症状からみた診断の進め方
1.耳痛,耳漏
2.難聴
1)新生児期
2)乳幼児期・幼児期・学齢期
3.鼻出血
4.鼻漏・鼻閉
5.顔面,頬部の腫脹
6.鼾,睡眠時無呼吸症候群
7.喘鳴
8.構音障害
9.音声障害
10.めまい
11.顔面麻痺
12.ことばの遅れ-難聴のないもの-
II 疾患
1.耳疾患
1)外耳奇形
2)中耳奇形
3)急性中耳炎
4)滲出性中耳炎
5)慢性中耳炎
6)真珠腫:先天性,後天性
7)小児難聴
a)先天性感音難聴
b)後天性難聴
2.鼻疾患
1)先天奇形:正中鼻痩孔,鼻腔狭窄,後鼻孔閉鎖症
2)アレルギー性鼻炎
3)鼻副鼻腔炎
3.口腔・咽頭・唾液腺
1)アデノイド・口蓋扁桃肥大
2)炎症:扁桃炎,ヘルパンギーナ,手足口病,咽後膿瘍
3)舌腫瘤,舌根嚢胞
4)鼻咽腔閉鎖不全,粘膜下口蓋裂
5)ムンプスと反復性耳下腺炎
4.喉頭気管
1)先天奇形-喉頭軟弱症,喉頭横隔膜症,声帯麻痺,喉頭裂
2)炎症:急性喉頭蓋炎,急性声門下喉頭炎
3)声門下狭窄:先天性,後天性
4)小児声帯結節
5.頭剄部腫瘍
1)頭頸部嚢胞性疾患
2)リンパ管腫,血管腫
3)歯原性腫瘍
4)若年性鼻咽腔血管線維腫
5)喉頭乳頭腫
6)甲状腺腫瘍
7)唾液腺腫瘍
8)横紋筋肉腫およびその他の軟部組織腫瘍
9)小児の頭頸部悪性リンパ腫
III 小児の救急
1.鼓膜外傷
2.顔面外傷
3.口腔・咽頭外傷(刺傷,咬傷,熱傷など)
4.耳と鼻の異物
5.気道・食道異物
6.小児の誤飲
7.呼吸困難
8.気管切開
●耳鼻咽喉科に関連する症候群
【ワンポイントアドバイス】
・鼓膜切開のこつ
・乳児の鼻づまりへの対処
・診察のこつ
・耳垢除去の指導
・解熱剤の使い方
・小児嗅覚検査における留意点
・小児の麻酔
・乗り物酔い
・アメニティ
【トピックス】
■ 免疫不全と中耳炎,ワクチン治療
■ 中耳炎の耐性菌と抗菌薬の選択
■ 滲出性中耳炎に対する風船通気療法
■ レーザーによる鼓膜切開
■ 小児副鼻腔炎の内視鏡手術
■ ラテックスアレルギー
■ 乳幼児のスギ花粉症
■ 耳性髄液漏
■ がま腫に対する舌下腺摘出術
■ がま腫・頭頸部嚢胞へのOK-432嚢胞内注入療法
■ 遺伝性難聴の診断とカウンセリング
■ 新生児聴覚スクリーニング
■ 集団を対象とした補聴システム
■ 機能性難聴(心因性難聴)
■ 人工内耳
目次
総説 小児の耳鼻咽喉科疾患の特徴、発育と疾患、外来、手術
解説(症状からみた診断の進め方;疾患;小児の救急)
耳鼻咽喉科に関連する症候群
著者等紹介
川城信子[カワシロノブコ]
国立成育医療センター耳鼻咽喉科部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。