心臓病診療プラクティス<br> 血管疾患を診る

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心臓病診療プラクティス
血管疾患を診る

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  • サイズ B5判/ページ数 338p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784830616570
  • NDC分類 493.24
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 社会の高齢化と食生活の変動に伴い血管疾患は増加・増悪しているが,血管病変は灌流する臓器にも循環障害をきたすため,その克服に向けて各診療科を越えた「包括的診療体系」を構築する必要がある.本書では,血管疾患診療体系の構築とその診療の向上のために,第一線で血管疾患診療にあたっている医師が,その診療のコツを研修医、実地医家にも分かりやすく解説している.    《目次》 《総 説》  1.血管疾患の重要性    1.今,なぜ血管疾患が注目されるのか?     1)外科     2)内科  2.血管疾患にはどんな病態があるか?    1.病理からみた血管疾患    2.生理からみた血管疾患    3.動脈硬化と血管疾患:危険因子の関連     ☆動脈硬化の最近の病因論  3.血管疾患のみつけ方 《大動脈疾患》  4.大動脈は画像診断でどこまでわかるか    1.超音波診断でどこまで判るか    2.CT(3D-CTなど)診断の最近の進歩    3.MRI(MRAも含む)の適応と限界    4.血管造影は必要か     ☆Virtual CT endscopy「crusing eye view」による血管病変の評価  5.大動脈瘤をどう診療するか    1.診断のアプローチと内科的治療    2.手術適応はどう決定されるか:自然予後との関連から    3.治療法の選択:手術法,補助手段の実際     1)胸部大動脈瘤はどう治療する     2)胸腹部大動脈瘤はどう治療するか     3)腹部大動脈瘤はどう治療するか      ・内科的治療      ・外科治療     ◆脳保護における最近の話題     ☆脊髄保護における最近の進歩     ☆大動脈弁輪拡張症(AAE)とは     ●脳血管障害を合併した場合     ●冠動脈疾患を合併した場合     ●動脈瘤に伴うDICをどう治療するか     ☆ステントグラフト(解離を含む)治療は有効か     ☆術式・補助手段選択のポイント  6.大動脈解離の診療    1.急性解離     1)大動脈解離の診断     ● intramural hematoma, penetrating atherosclerotic ulcerとは?     2)内科で急性解離をどこまで診るか     3)急性解離の外科治療はどこまでできるか     ●急性期からのリハビリテーションはどうするか     ◆解離の治療はどうあるべきか    2.慢性解離診療の要点は何か     ●術後の経過観察をどうするか  7.Marfan 症候群をどう診療するか    1.診断と内科的対応    2.外科治療  8.炎症性血管疾患    1.高安動脈炎(大動脈炎症候群)の概念とその変遷     1)内科     2)外科     ●異型大動脈縮窄症    2.血管炎症候群     ●血管ベーチェット病とは?     ●「炎症性」腹部大動脈瘤とは? 《末梢動脈》  9.末梢動脈閉塞症の診療の実際    1.末梢動脈閉塞性疾患をどう診断するか    2.内科的にどう治療するか    3.外科治療の適応は?     ◆全身の動脈硬化性合併疾患との関連は?     ☆消化器にも血管疾患     ●Buerger病の最近の動向     ●腎動脈狭窄と高血圧の関連     ☆経皮的血管形成術でどこまで治療できるか?  10.末梢動脈瘤・仮性瘤はどう診療するか  11.急性動脈閉塞の診療の実際     ☆経カテーテル的血栓溶解療法の適応をどうするか     ☆MNMSとは何か 《頸動脈》  12.頸動脈疾患をどう取り扱うか―脳血管障害との関連から    1.内科から    2.外科から     ☆頸動脈の超音波診断は有用か     ●鎖骨下動脈盗血現象とその治療指針     ●胸郭出口症候群とは? 《静 脈》  13.静脈疾患の診療の実際    1.下肢静脈瘤の診療     ●血栓性静脈炎,Mondor病の鑑別     ●下肢静脈瘤硬化療法のコツ    2.深部静脈血栓症(DVT)診療の実際     ◆内科治療か外科治療か     ☆Thrombophilia とは何か     ◆周産期(妊娠・出産・産褥期)におけるDVT     ●抗凝固療法はいつまで続けるか     ☆下肢静脈が超音波でどこまでわかるか     ●血管形成異常をどう診療するか(塞栓術含む)     ●リンパ浮腫の有効な治療法は?  14.肺塞栓症の診断と治療    1.急性肺塞栓症の診療のポイント     ◆IVCフィルター挿入の適応と実際    2.慢性肺塞栓症をどう診療するか     1)内科から     2)外科から     ●肺動脈血管内イメージングの有用性  15.大静脈にはどんな疾患があるか    1.上大静脈症候群,症候群下大静脈閉塞    2.Budd-Chiari症候群   ●ワンポイントアドバイス,☆トピックス,◆論点

目次

総説(血管疾患の重要性;血管疾患にはどんな病態があるか?;血管疾患のみつけ方)
大動脈疾患(大動脈は画像診断でどこまでわかるか;大動脈瘤をどう診療するか;大動脈解離の診療;Marfan症候群をどう診療するか;炎症性血管疾患)
末梢動脈(末梢動脈閉塞症の診療の実際;末梢動脈瘤・仮性瘤はどう診療するか;急性動脈閉塞の診療の実際)
頸動脈(頸動脈疾患をどう取り扱うか―脳血管障害との関連から)
静脈(静脈疾患の診療の実際;肺塞栓症の診断と治療;大静脈にはどんな疾患があるか)