内容説明
アメリカの国民的人気作家マーク・トウェインが、ヨーロッパ・中東を巡る聖地巡礼団の一行に同行し、各地で笑いとペーソスに満ちた騒動を巻き起こす。アメリカ人のイノセンス、アメリカvs旧世界の構図が、軽妙かつ挑発的な筆致で描かれる。
目次
諸国の王にお目にかかる旅
外輪蒸気船いよいよ出航
待てば海路の日和とは?
船内の退屈しのぎのいろいろ
とんだ勘ちがい
アゾレス諸島の怠け者たち
ジブラルタルでのいろいろ
モロッコでは富は危険な贅沢
一夫多妻のイスラム教徒
マルセイユの人には言葉が通じない〔ほか〕
著者等紹介
勝浦吉雄[カツウラヨシオ]
1925年生れ。上智大学・同大学院修士課程終了。現在、立正大学名誉教授。英米文化学会名誉会長、日本英学史学会評議委員、主な著(訳)書『日本におけるマーク・トウェイン』(正・続)(桐原書店、1989年度日本英学史学会賞「豊田実賞」受賞)他
勝浦寿美[カツウラスミ]
1962年生れ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、東京工科大学助教授。アメリカ学会、異文化コミュニケーション学会、マーク・トウェイン協会会員。専攻はアメリカ文学、アメリカ文化、TESL
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