内容説明
身近な環境で見ることができる冬虫夏草を中心に、図鑑解説で68種、類似種の紹介なども含めると81種を取り上げています。
目次
地生型
気生型
朽ち木生型
菌生型
著者等紹介
盛口満[モリグチミツル]
1962年、千葉県生まれ。沖縄大学人文学部准教授。沖縄を拠点として、冬虫夏草のほか、虫・ホネ・コケ・ドングリなど、様々な生物について絵・文章などで紹介している。日本冬虫夏草の会理事
安田守[ヤスダマモル]
1963年、京都府生まれ。生きもの写真家。信州伊那谷を拠点として、里山環境に生息する昆虫など、広く生物や自然を撮影している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
35
宿主からちょろちょろと伸びるストローマは、干からびたへその緒のよう。生命の松明なのか墓標なのかその存在をひっそりと知らせている。決して手の届かない場所にあるとばかり思っていた【冬虫夏草】が、身近に潜んでいると知る事が出来ただけでも一読の価値があった。“彼ら”の置かれた状況をオールカラーで観察できるハンドブック。薄い書籍ですが多種多様の実物写真を収めています。捜索に向かわなくては!好奇心を大いに擽られました。2019/05/23
うまかぼー
12
虫草。昆虫を殺しその体を養分にしてキノコを生やすもののこと。絵的にはアート。成虫、幼虫の体からニョロニョロニョキニョキと生えていて面白い。これを食べる人間こわーい!2013/09/13
つちっち
6
日本は世界的な冬虫夏草の宝庫だそう。虫からニョロニョロ〜て出てるので、そういうの苦手な人はムリな写真ばっか。高価な漢方薬としての認識しかありませんでしたが、純粋な興味の対象として見ている方もいます。本書も食用に関する可・不可の説明はなく、あっても口に入れる勇気はないが、そんな冬虫夏草の魅力を伝えるための図鑑でした。2023/09/01
デコボコ
4
冬虫夏草を実際に見つけるためのハンドブック。図版が豊富なので読むだけで満足してしまうのが、強いて言えば難点でしょうか。2017/05/09
アリ子
4
何となくしか知らなかった冬虫夏草。最初はグロく見えていた写真がだんだん神秘的に見えてきた。マニアックな愛がひしひしと伝わってきた。2013/10/03