内容説明
沖縄戦、米軍基地問題、沖縄独立論議…2009年6月に沖縄大学で行われた講演・対談4時間半。大幅加筆して単行本化。
目次
講演 「沖縄党」の知力・政治力(佐藤優)(大田昌秀先生について;左翼と右翼、保守と革新;沖縄のマスコミは全体主義なのか;「沖縄大使」への疑問;沖縄の学生は自信を持て)
講演 沖縄戦から考える(大田昌秀)(沖縄の慰霊祭は六月二三日でいいのか;沖縄戦はいつ始まって、いつ終わったのか;「沖縄戦は醜さの極致」;軍との共死を強いられた住民;戦う前から勝敗は決まっていた;沖縄戦は本土防衛のための「捨て石」作戦;軍の道連れにされた住民たち;国民の生命・財産より戦闘の勝利を優先するのが軍隊の本質;沖縄戦の教訓とは何か;石垣島事件に見る有事の実態)
対談 沖縄の未来を語る(大田昌秀・佐藤優)(イメージ操作の恐ろしさ;知力によって生き残る;琉球は異国という意識をもつこと;非戦闘員への配慮なし;「国士隊」の恐るべき性格;沖縄戦の特質とは何か ほか)
著者等紹介
大田昌秀[オオタマサヒデ]
元沖縄県知事。前参議院議員。現在、大田平和総合研究所主宰。1925年、沖縄県久米島に生まれる。1945年、沖縄師範学校本科二年在学中に鉄血勤皇師範隊の一員として沖縄守備軍に動員され沖縄戦に参戦、九死に一生を得る。1954年、早稲田大学卒業。その後、ニューヨーク州シラキュース大学大学院修了(ジャーナリズム修士号取得)。東京大学新聞研究所で三年間研究、1973年、ハワイ大学イースト・ウェストセンターで一年間教授・研究
佐藤優[サトウマサル]
作家・元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、85年外務省入省。在モスクワ日本国大使館勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官を務める。インテリジェンスのプロとして対ロシア外交の最前線で活躍。2002年背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕され、以後五百余日の勾留生活を送る。保釈後、05年に執筆した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)がベストセラーとなり、第五十九回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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