- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
『ぐげふぅぐをっ!?』美しく盛りつけられた魚料理をひと口食べたその時だった。全員の口から、あり得ない呻きが漏れた。十分火が通っているにもかかわらず魚の生臭さと野菜の生臭さが生きていて、隠し味の香草が、全体の味にきっついエグ味を与えている。もったりとしてコクがなく、それなのにいつまでも後味の悪さが口に残る…。郷里の姉ちゃん絡みで「マズい料理対決」に挑んだリナが精神崩壊に至る表題作ほか、邪神はたまた魔王と呼ばれてみたり、独り立ちのテスト対象にされたりと、リナ(と周囲の)被害竜破斬並みな4編を収録。読者投票で選び抜かれた絶妙な味わいに酔いしれて―。
著者等紹介
神坂一[カンザカハジメ]
兵庫県生まれ、大阪府在住。第1回ファンタジア長編小説大賞において「スレイヤーズ!」で準入選、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんみん
0
ランナウェイ・ガールがお気に入り。故郷の姉ちゃんに似たカーシャさんに、珍しくビビるリナが可笑しい。読者投票で人気の話を収録とのことだけど、本編リンクネタ&故郷の姉ちゃんネタがやっぱり人気なのね。「もったりとしてコクがなく」は確かに傑作だな。2015/03/16
K-Wing
0
さすがのせれくと最終巻って感じでした。2014/08/02
まっすー
0
☆☆2010/12/08
しまりん
0
表題作のまづさの語彙レベルはかなり高いと思うw2010/04/02
T-山岡
0
短編総集編の「せれくと」シリーズ最終刊。個人的にはサブキャラが実はめちゃめちゃ強くてリナが後手に回る話が好きなので、「ランナウェイ・ガール」が一番楽しめました。2010/03/21