終焉をめぐって

終焉をめぐって

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784828823355
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

大江健三郎、三島由紀夫、村上春樹らの読解を通して、〈終焉〉の意味と無意味を明視し、90年代を啓示する。

目次

第1部 固有名をめぐって(1970年=昭和45年―近代日本の言説空間;大江健三郎のアレゴリー―『万延元年のフットボール』;村上春樹の「風景」―『1973年のピンボール』)
第2部 終焉をめぐって(同一性の円環―大江健三郎と三島由紀夫;歴史の終焉について;死語をめぐって;歴史と他者―武田泰淳;小説という闘争―中上健次;死者の眼―森敦;漠たる哀愁―阿部昭;近代超克について―広松渉)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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やはり固有名論、ロマンティック・アイロニー論は圧巻。2013/04/18

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再読。大江健三郎を通したシンボル/アレゴリー論、村上春樹を通したアイロニー論、へーゲル批判、社会主義論。飛躍や断言、概念のダブルブッキングがたびたびあって、最初は読みにくかったが、じっくり付き合えば分かってきたし、勉強になった。吉本隆明の「大衆」概念に対する批判もあったので、自分としてはタイムリーな読書になった。2012/09/11

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