内容説明
カリキュラム重視の学校教育、教育技術の法則化、男女生み分け技術、体外受精、羊水診断、臓器移植、死への準備教育…。権威と専門領域の中だけで語られる当事者不在の現代の諸問題を私たちにとり戻し、自由にしなやかに、疑い、問いかけ、語り合う。参加する「学・問」は、主人公として「学び」「問う」ことを目指します。
目次
はじめに 参加する「学・問」への招待状
1 「『感動』の教育」って何?
2 「技術」って何?(「体育」の「教育技術」って何?;「先端医療技術」って何?)
3 「異常」って何?―価値の体系から「はみ出す・はみ出させる」って何?(出生前診断における「異常」って何?;投書「先天性異常児の助命は絶対か」に関する参加する「学・問」)
4 「会議」って何?(「最先端医療技術問題」の「会議」って何?)
5 「死」って何?(「人が死ぬ」ってどういうことだろう?しばし『死』を考えよう;「安楽死問題」って何?;「死への準備教育」って何?;「死」を「個人のもの」に取り戻すこと)