内容説明
がんと診断された方は、さまざまな不安や悩みを抱えるものです。これまで4000人以上の患者さんやご家族の相談を受けてきた経験から、がん専門の精神科医が、あなたの悩みに答えます。誰にも言えない悩み、わかってもらえない不安がある方は、ぜひ本書を開いてみてください。あなたらしく病気と向き合うヒントが見つかると思います。
目次
1章 宣告を受けた直後の不安(がん宣告のショックが大きく、何も考えられない;がんとの診断。まず何をすればいいのか。職場や友人にどう伝えるのか;これから抗がん剤治療が始まるが、副作用が心配 ほか)
2章 治療中の悩みや不安(初期の段階でがんを見つけてもらえなかった。その悔しさが消せない;職場に迷惑をかける。いっそ退職してしまおうかと思う;抗がん剤治療を始めて半年。心が折れそうになる ほか)
3章 治療後の悩みや不安(いったんは治療を終えたが、再発が怖い;再発が怖くて、検査の前夜は眠れなくなる;治療が終わったが、病院に行かなくてよいことが、むしろ不安 ほか)
著者等紹介
清水研[シミズケン]
1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院での内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院での一般精神科研修を経て、2003年、国立がんセンター東病院精神腫瘍科レジデント。以降、一貫してがん患者およびその家族の診療を担当する。2006年より国立がんセンター(現国立がん研究センター)中央病院精神腫瘍科に勤務。2012年より同病院精神腫瘍科長。2020年4月より公益財団法人がん研究会有明病院腫瘍精神科部長。日本総合病院精神医学会専門医・指導医。日本精神神経学会専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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