内容説明
国民的英雄・信長の人気は敗戦の賜物であり彼が倣ったのは「無類の上」足利義教だった。一次史料に依って、常識・定説を覆す。歴史ミステリーの金字塔が増補完全版に!
著者等紹介
明石散人[アカシサンジン]
独自の視点から、常識・既存の枠組みを打ち破る「新説」を提示し鮮やかに実証する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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尿酸値高杉晋作
5
凄いなこの明石さんて方。初読みだったけど、色々勉強になった。 で、、、小松さんてどなた!?2016/12/23
まさ影
5
作中で披露されている見解は今となっては否定されているものも多いが、1992年に出た本で「革命児・信長」像を否定しているという点についてはやはりスゴイ。2015/05/08
Berlin1888
2
織田信長をダシにした(笑)足利義教の実像検証本。ああ、信長本にはこんな切り口があったんだ!(爆笑)とまず感心。井沢元彦が後でほとんど本書を下敷きにする形で「逆説の日本史」で足利義教を採り上げています。「どこか一点に不自然な力を加えたら、何とでも説明はついてしまうんです」という明石先生の歴史論は名言。本書にも見事にあてはまってしまっているような(苦笑)。改革者・信長ブームの真っさかりでこんな本を出版してしまった明石先生のへそ曲がりぶりが素晴らしいです。2017/03/13
HaruNuevo
1
なんともはや無茶苦茶な本だ。 資料の選び方から解釈の仕方まで恣意的で、途中途中に資料からの引用を挟み込んで、それらしい体裁を整えて、なんかきちんとした本に見せかける、これって所謂トンデモ本の常套手段だよな。 こんな本を手に取ってしまった自分を正座させて1時間ほど説教したいぐらいだわ。2020/03/08