出版社内容情報
織田信長の「楽市楽座」は、流通システムの飛躍的拡大のために絶大な威力を発揮した。流通システムが発達し自由競争市場が成立するに連れ、独占資本下でも自由市場の方が儲けが大きいと感ずるようになる。すると「独占資本家」も次第に「楽市楽座」を支持するようになった。そして日本は全く別の国に生まれ変わった。本書では、桶狭間の役、本能寺の変での信長と兵の行動を分析することで、信長の世界史的意味を示した。
(目次)
再刊行に臨んで
比叡山の焼き討ちはなぜ行われたのか
まえがき
第1章 「本能寺の変」が近代日本を創った
第2章 信長なくして、明治維新なし
第3章 桶狭間は奇襲などではない
第4章 信長と日本資本主義の精神
織田信長の家紋
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内容説明
『信長公記』『近世日本国民史』は勿論、西洋の学識も駆使して、“桶狭間の役”“軍政改革”“楽市楽座”“比叡山の焼き討ち”“本能寺の変”を検証。信長の世界史的意味を明らかにする。
目次
第1章 「本能寺の変」が近代日本を創った(信長は日本に近代資本主義へのハイウェイを拓いた;奇襲を受けたルーズヴェルトとスターリンの決定的な差 ほか)
第2章 信長なくして、明治維新なし(信長は「武士道」の革命に成功した;戦国武士は、光秀が正しいのか秀吉が正しいのか、判断できなかった ほか)
第3章 桶狭間は奇襲などではない(同じ戦争を二度としなかった信長;「桶狭間」を奇襲と思い込むと、真実が見えなくなる ほか)
第4章 信長と日本資本主義の精神(「奇蹟で神に成らなかった」ことが信長最大の奇蹟;上洛という最終目的のためには“川中島合戦”など無意味だ ほか)
感想・レビュー
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KAZOO
九曜紋
take
Masakiya
normal09